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 定量化ができないことと、再現性の検証が難しいという理由から、現代科学の対象外となっている様々な現象があります。
「”気”の発見」より
 『会社にいた飼い主が自宅に帰ろうと動き出すと、自宅にいる飼い犬がそわそわしだした。』『観葉植物に電極を付けて、「こんにちは」と語りかけていると、反応が現れるようになった。』『水晶のブレスレットの上に煙草を置くと、煙草の味が変わってしまった。』『気功師が手をかざすと、驚くほど体が熱くなったり、手と手を合わせただけで後ろに飛ばされてしまった。』『いくら否定されようとも、霊的な現象や、前世が見える人には見える。』等々。
 体験したことが無い人にとっては、「そんな馬鹿なことが」と言いたくなるような不思議なことを数多くの人が体験しています。科学者や医学者の中にも、自らの立場上、公的な場での発言は避けておられるようですが、不思議な体験をされている方はたくさんおられます。
 「ようこそ/非物性世界へ」でご説明したように、「物質」や「空間」や「時間」に制約された認知後の世界観から見れば、「あり得ない」と思えるような現象であっても、本来の自然界の姿である『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』や、『あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である』との観点に立てば、これらの現象も、あり得ない現象であるとは言えなくなってきます。
 また、本来の自然界の姿は『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』であるとの立場からすれば、これらの現象がただ単にあり得ない現象であるということではなく、これらの現象こそが、『あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である』ことを証明する現象であり、具体的な実例だということになります。

 遠く離れているのに、『会社にいた飼い主が自宅に帰ろう』と意識するだけで、『自宅にいる飼い犬がそわそわしだす。』から不思議に思えるのであって、「空間」つまり距離というものが無い本来の世界(非物性秩序の世界)においては、犬も、飼い主も、その意識も非物性秩序であり、それらの相互作用の結果と考えれば、それほど不思議なことにはなりません。
植物との対話
 また、生物と生物のコミュニケーションの手段が、五官(五感)だけと考えるから、離れていたり、五官(五感)の無い植物との会話が不思議に思えるのであって、『あらゆる現象は非物性秩序の相互作用の結果である』との観点から見れば、我々が気付いていない何らかのコミュニケーションの手段があってもおかしくは無く、特に不思議ことではなくなります。
 霊的な現象や前世についても同様で、生物(生命体)が個体、個体で独立した存在であるという前提に立てば、個体から離れた霊的現象や、前世が見れることは不思議なことで、「あり得ない」と言いたくなるのは当然ですが、生物(生命体)が個体として独立した存在であるというのは、「物質」や「空間」や「時間」が存在するという、私たちの感知機能にもとづく認知後の世界観を前提にしてのことであって、本来の自然界の姿である『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』においては、それほど不思議なことではなく、あってもおかしくない現象ということになります。
 もちろん、あってもおかしくないとは言っても、これらの現象を理解するには、これらの現象の背景となる、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』を解明しなければならないのは言うまでもないことですが、これはこれでなかなか難しい問題を抱えています。特に、その解明には、人という種としての認知機能の限界が大きな壁となって立ちはだかってくることになります。
 私たちは人という種としての認知機能の能力の範囲内で、観察し、思考し、理解することしかできないのですが、その限りある認知機能で、認知する以前の世界を解明しようというのですから、相当苦しいことになります。
 (物理学に門外漢の私が言うのもおこがましいのですが、究極的には、人の認知機能の特性を何らかの手法により係数化しない限り、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』の物理学的な解明は難しいと思うのですが、如何でしょうか?)
 もっとも、それぞれ個別の現象としては、これら不思議な現象の背景となっている「非物性秩序の相互作用」について、何らかの定量化の手段(理論と計測器)が発見されれば、数学的手法を駆使して解明が進められていくのでしょうが、それが発見されない限り、これらの現象は、科学の対象外として無視されるか、ひどい場合には、「あり得ない」こととして、現象そのものの存在が否定されることになってしまいます。
 残念ながら、これら不思議な現象について本格的に議論するには、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』が解明されるか、それぞれの現象について定量化の手段が発見され、数学的手法により理論化されるのを待つしかなく、いずれは解明されるのでしょうが、それまでは辛抱するしかないというのが現状です。





 この様に、これら不思議な現象を解明し理解するには、今後の物理学の進歩を待たなくてはならず、今のところ、これらの現象を確認、検証するすべは無いのですが、ただ一つ例外として、範囲は限定されるとはいうものの、私たちが直接その存在を確認し、検証できる方法があります。
 それは、私たちの体の反応を手がかりに確認、検証するという方法です。私たちが私たちの体をどの様に考えていようとも、私たちの体も非物性秩序そのものであり、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』において、自らの生命維持に影響を与えるあらゆる非物性秩序との間で相互作用を繰り返しています。
 これらの非物性秩序が、科学的にその存在が確認されているかいないか等に関わりなく、私たちの体は、これら非物性秩序との間で相互作用を繰り返し、その結果が、様々な生理的反応となり、目に見える現象となって現れてきます。その反応は、機能が特化した細胞の個別の反応であったり、全身的な反応であったりと様々ですが、私たちが確認できる生理的反応、変化となって現れてきます。
 そしてこれらの生理的反応の中から、様々な不思議現象(科学的に存在が確認されていない非物性秩序の相互作用)に対応して現れる生理的反応や変化を見つけ出し、それを観察(確認)することで、対象とする不思議現象の存在や、それが体に与える影響等を判定、確認することが可能になります。

Oリングテスト

 例えば、その具体的な例として、現在、臨床で応用されているOリングテスト1)やキネシオロジーという手法があります。Oリングテストでは、対象物(薬)の効果や副作用を診るために、被検者が片方の手で対象物(薬)を握り、もう片方の手の指でOリングを作るとともに、検者がその指の0リングを開閉、被検者の指の筋力の変化で、対象物(薬)の被検者の体に与える影響の良し悪し(=作用、副作用)を判断しています。キネシオロジーの場合は、横に伸ばした腕の筋力の変化を診ます。
 対象物を握るだけで、何故、指や腕の筋力に変化が現れるのか。そこにはどんな物理的な作用が働いているのか。現代科学にその答えはありません。しかしながら、その有効性は、薬剤の処方にOリングテストやキネシオロジーを実施する多くの医師により確認されています。

1)図説バイ・ディジタルOリングテストの実習:大村恵昭/医道の日本社

ダウジング

 この他、古くからある手法では、簡単な道具を使用するダウジングという手法があります。振り子や金属棒を使って、地下水脈や地下鉱脈を探り当てる手法で、探索者が水脈や鉱脈の位置を体で感じ、その結果が無自覚な腕の運動となって現れ、振り子が回り、あるいは金属棒が振れるという現象が起こると考えられています。これも探索者が何を感じ、何故、無自覚な腕の運動となって現れるのか、Oリングテスト同様、現代科学にその答えはありません。
 Oリングテストもダウジングも、現代科学の視点から見ると、到底ありそうもない不思議な現象ということになるのですが、それぞれの手法が、指の筋力の変化や、無自覚な腕の運動という具体的な生理的反応に基づいての判定であり、いずれの反応も、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』における非物性秩序としての体と、非物性秩序としての薬や水脈、鉱脈との相互作用の結果であるとの観点から見れば、さほど不思議なことではありません。
 この様に、非物性秩序の相互作用の結果としての体の生理的な反応を利用して、従来の常識ではあり得ないと思われていた様々な不思議な現象を確認、検証することができるようになります。Oリングテストや、キネシオロジー、ダウジングなど、それぞれどのような生理的反応を指標とするかによって手法に違いが生まれますが、その本質は同じものだと言えます。




 この様に、体の特定の生理的反応を手がかりに、『無限に織りなす非物性秩序の相互作用の世界』の様々な現象、相互作用の結果を、より確実に、より効率的に捕捉し、コントロールしようとして、これらの現象に注目する研究者たちの手により様々な取り組みが行われてきました。それらの取り組みの中から、私たちが「非物性テクノロジー」と呼ぶ、様々な装置や技術が開発されてきました。(認知後の自然界を前提とする、いわゆる現代技術のことを「物性テクノロジー」「物性技術」と呼び、認知前の自然界の非物性秩序を直接対象とする技術のことを「非物性テクノロジー」、「非物性技術」と呼んでいます。)
PRA−NK型装置
 PRA装置(Psychogalvanic Reflex Analyser=精神電流反射分析装置)も、これらの取り組みの中から生まれた装置の一つです。詳しくは別のページでご説明しますが、PRA装置では、人の認識機能とそれに伴う生体インピーダンスの変化(精神電流反射としての皮膚の電気抵抗の変化及び筋力の変化)を対象として、その反応を手がかりに装置の機構やシステムが構築されています。
 「非物性テクノロジー」の分野においては、装置の機構やシステムが、既存の物理的な法則に基づいているかいないかや、装置が電磁気的、力学的にどの様な働きをしているか等が重要なのではなく、その機構やシステムの生体への働きかけが、生体にとって意味があるか無いか、特定の生理的反応が出るか出ないかが重要であり、装置としての技術や機能の有効性は、それらに基づいてのみ判断されています。
 (これらのことが原因で、「物性技術」の立場に立つ人からは、「非物性テクノロジー」などは「テクノロジー」や「技術」の名に値しないと言われていますが、これは大いなる誤解で、「非物性テクノロジー」も、生体反応を基礎に開発された立派な「テクノロジー」であり、「技術」なのです。)
 「非物性テクノロジー」の応用分野は、技術の性質上、まず人の体や、動植物など、生命現象に係わりのある分野での応用が進められてきました。特に、医療の分野においては、長年、世界中の多くの医学者や医師により、臨床応用の研究が進められ多くの成果が上げられています。
 我が国においても、1990年代初めから臨床応用の研究が始まり、現在では、一般社団法人PRA臨床応用研究会が中心となって、本格的な臨床応用の研究が進められ、その症例数も数万人を超えるなど多くの臨床成果が報告されています。
診療風景
 これ以外には、農業分野において、土壌の活性度の判定や、有機農産物の品質テスト、農作物の生長促進や品質の向上、土壌の活性化、病害虫対策などへの応用が進められています。また、工業分野においては、食品や健康食品、化粧品、工業製品などの品質テストや適合性テスト、さらには、本技術を応用した新製品の開発、品質改良など、様々な分野において意欲的な取り組みが行われています。
 「非物性テクノロジー」応用の可能性は無限に広がっています。既存の常識や、固定観念に囚われない自由な発想による取り組みが、その可能性を現実のものとしてくれます。創造力豊かで、柔軟な心の人が、一人でも多くこの「非物性テクノロジー」に取り組んで頂ければと期待しています。
 人類の歴史に、新しい一頁を加える「非物性テクノロジー」への取り組みは、21世紀の最大のテーマである「人の心と魂」の問題にも繋がっています。大いなる進歩を遂げた物性科学、物性技術に比べれば、まだまだよちよち歩きの「非物性テクノロジー」ですが、着実に、一歩一歩、留まることなく、その歩みを進めてまいりたいと考えています。








PRA装置理解のために





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